以前からずっとやってみたかったColdwater Surfing.
数年前からVimeoの有料動画でいくつかのColdwaterSurfing系の作品を見たりしながらトロピカルなイメージのサーフィンとは雰囲気がまったく違く、厳しくて威圧的な大自然に挑むどこか山の世界にも通じるところを感じるこのサーフスタイルにどんどん興味が湧きいつか自分もやってみたいなと思っていた。
とはいえかなりマニアックなスタイルゆえに、いつものように家族を巻き込んでいくわけにもいかず、また一緒にこんなサーフトリップに行ってくれる仲間もなかなかいない、、笑 いつかできるかなぁなんて思っていたところ、今回たまたま十年以上のサーフィン仲間の1人が今年ドライスーツを新調したという話を聞いていたので、これはチャンス!とばかりになかば強制的に今回の北海道トリップを計画し一緒にいくことにした。笑
(最近Netflixでも日本語字幕公開されたUnder an Arctic Skyというアイスランドを舞台にした作品が公開されている。北限の世界でのサーフィンをとても魅力的に描かれていて自分もかなりこれに影響を受けた。まだ字幕公開される前からVimeoで繰り返し何度も見ていたくらい本当におすすめの作品なのでNetflixを契約してる人は是非見てみてほしい。笑 ▼のはVimeoのTrailerだがこれだけでもこのスタイルの魅力が伝わるはず!)
Under An Arctic Sky – Official Trailer #1 from Chris Burkard on Vimeo.
DAY 1
今回は3日間のトリップだったが、初日も朝からガッツリ周りたいということで前日夜19:30の最終便で成田から新千歳へ向けて出発。翌日から北海道も冬型が強まるということで日本海側は期待大! とはいえ現地でのアテンドなどは一切なく、すべて自分の予測だけでポイント探しから波を当てようとしてるのでこの時点ではどうなることかまったく未知!笑
一緒にいくのは自分の高校の同級生で十年以上のサーフィン仲間の @ariiiiiiiiiios サーフィンをはじめた時期も同じ高2くらいで、国内外のサーフトリップにも何度も一緒に行っている自分にとってサーフィンにおいては同じ価値観を持ったまさにバディのような存在。笑 今回も波を当てられる保証もないこんなトリップに付き合ってくれて本当に感謝!
じつは今回たまたま自分の弟が昨年秋から仕事で札幌に転勤、現在単身赴任中なので、ここぞとばかりに3日間の寝床と車を借りることに。笑 前日23時過ぎに札幌の弟の家に到着後、しばし晩酌をしてから翌日に備えてサクッと就寝。翌朝は少しゆっくり6時頃に起きて7時過ぎに石狩方面へ出発。
ちなみにこの北海道トリップもあらかじめ自分自身で地形とそれにあう気象条件をリサーチしておいて、現地でぶっつけ本番で波を見つける「サーフサファリ」スタイルで挑んでみた。数年前から夏の北海道や冬の日本海・九州でこのスタイルを実践しているが、じつは今回結果的にはその集大成といっても良いくらい予想以上の収穫をあげる事が出来た。しかもそれは自分のサーフィン史上いちばんの経験になったと言っても過言では無いくらい、本当に幾つもの素晴らしい波に巡り合うことが出来た。
石狩方面へ向かう道中、前日から日本海側は強い北西風が吹き続けていたのでいたるところで白波が見える。これから向かう風をかわしそうなポイントはどうなってるか?期待と不安で胸が躍る。
ここもサーフィン出来るかなと思ってチェックしていたポイント。実際に行ってみるとロケーションは最高だったが残念ながら思ってたよりもインサイドの地形が深くて期待していたような波は割れていなかった。。もしかするともう少し大きなウネリが入ればアウトで割れる可能性もあるかなとも考えたが正直期待は薄い。。ただこんなことは波探しの旅おいてはザラにあることなので次の目星いポイントへ向かう。
ここはサーフィンガイドブックにも紹介されているポイント。 この日はあいにくサイズが足らずブレイクまではしていなかったが、この綺麗に入るウネリを見るかぎりサイズさえあればメローなファンウェーブが割れるはず。いつかタイミングが合えば入ってみたい。
さらに海沿いを走らせると風を交わす河口のポイントを発見。ここもガイドブックに掲載されているこのエリアでは比較的メジャーなポイント。すでに先行グループが4-5人入っていたのと波のコンディション的にここで入水するのはやめて別のポイントへ移動する。ただこのポイントのロケーションは素晴らしかった!バックの山や岸に僅かに残った雪は真冬であれば完全な白に覆われているはずで、まさに憧れのColdwaterSurfingがここでは味わえるはず!
今回の北海道Coldwatersurfing trip 記念すべき最初のサーフィンはポイント公開などされていないとある河口のポイントにて。この写真の堤防手前が川になっていてその河口で割れている波で実際にサーフィンをしたのだが、河口というよりも「まだ川の中?」と思うくらい殆どリバーサーフィンに近い位置でブレイクしていて普通ではなかなか味わえない波質がとてもおもしろかった。ただ流れが半端じゃなく強く波待ちのときも常にパドリングしてないとあっという間に沖に流されてしまいポジションのキープが難しい波だった。。笑
初春とはいえこの時の外気温は4℃。海水も雪解け水でかなりキンキンなはず!と期待しながら3mmのドライスーツにインナーには多少の濡れなら安心のメリノウール上下と万全の装備で入水! するもあれ?思ってたよりもキンキンでも無くそこそこ経験したことあるかなぁ?くらいの冷たさでちょっとだけ拍子抜けしたのはここだけの話。笑 でも間違いなくドライでないと無理なのでたぶん全然関東の海より冷たいはず。ということで結論ドライはすごいってことで。笑 間違いなくここ数年のドライスーツの進化はサーフィンの可能性を広げてくれてます。
結局1R目は、ひたすらパドルしながらの波待ちというコンディションにもかかわらず、まさかの4時間も入水でいきなり2人でクタクタ。、笑 空腹も半端じゃないところたまたま立ち寄ったこの海老ラーメンが半端じゃなく上手くて一気にテンションMAX!笑 見た目よりも全然辛くなくて味噌と魚介となんといってもパリパリのエビがかなり美味かった。
遅めの昼食を堪能した後は少し風が落ち着いたので2R目は朝方ハードそうだった石狩メインのリーフポイントに移動。
予想通りフェイスが整って来ている日も落ちかけてきた夕方に入水。
結局完全に陽が落ちるまでみっちりサーフ。北海道一メジャーなポイントとはいえ人も少なくて最高のサーフィンを楽しませてもらった。
残り2日あるけどこの時点でもう身体も心も100%満足。笑
2018 Hokkaido ColdwaterSurfing trip DAY2 につづく。