UK イギリス Surf Trip 2019 [ Ep.3 ]

UK イギリス Surf Trip 2019 [ ep.3 ]

5日目、前日夜から今朝にかけて大きめの低気圧がヒットしたコーンウォール南西部。 そのおかげで波のサイズは上がっているが同時にこの低気圧通過の影響で強い北西風が一日吹く予報。 ということで西海岸側は全般的に厳しいコンディションと予測。 ただこの時期普段あまり波が立たないコーンウォール南側の海岸線でもしかすると波が割れてるかも? しかも北西風もオフショアでかわすとみて、ここは思い切って南側へ行こう!と前日夜に判断して夜明けと同時にキャンプサイトを出発。 車を走らせ40分ほどでペンザンスという海沿いの街に出てさらにそこから南のほうへと向かう途中、 たまたま高台になって海が見える道から湾内に綺麗に入ってくる波のウネリを発見。 しかも風もオフショアで海面も整ったいい感じの腹胸サイズ! すぐに車をUターンさせ近くの駐車場を見つけて、即効でウエットスーツに着替えてエントリーする。 先行サーファーはわずか2人。 はやる気持ちをぐっと堪えてアウトまでゆっくりとパドルして、まずは先行者2人にハロー!と挨拶をする。 先行者2人も笑顔で挨拶を返してくれた。 その後しばらくは会話をする暇もないくらいアウトからどんどん波が来るので、 波に乗ってはゲット・アウトしの繰り返しを3人で乗り回す完全にパラダイス状態。 しかし1時間くらいすると、ちょうど潮の引き目と重なったのか見る見るうちにサイズダウンしあっという間にスモールサイズに。 それでも短時間とはいえ十分満足していたので、粘ることなくサッと上がって息子とバトンタッチ。 その間に朝から入っていた地元のサーファーの女性と長い波待ちのたびに談笑したりして、 UKのサーフィン事情を聞いたり日本のことを話したり交流を楽しんだ。 当然わざわざ日本からしかも親子でこんなポイントに来るなんてとビックリされた。笑 結局このあと2時間ほどサイズダウンした波を息子と一緒に楽しんだ。 イギリスらしい街の景観を背にサーフィンするというなかなか経験出来ない事をしかも息子と一緒に今回出来たことは本当に格別な思い。 そして、こういった予想できない出会い的な一瞬一瞬を体験できるからこそ、こういったスタイルの波探しの旅は面白い! 海から上がったあとはそのままペンザンスの街を少しだけ観光したあと更に南のコーンウォール最南端のPorthcurno(ポースカーノ)というビーチへ移動。 運が良ければ午後にもう1Rできるかなと淡い期待を抱いて向かったのだが南ウネリのサイズダウンは著しく、 さらに到着した頃にはまたもハイタイドの時間帯と重なりビーチが半分以上消えている状態でノーサーフ。 Porthcurno(ポースカーノ)は入り江状の地形になった秘境的な美しいビーチで今回はサーフィンはできなかったが、 ここ一帯も岸壁沿いにきれいなフットパスが整備されていたので、ハイキングに切り替えて周辺を散策。 子どもたちも高度感のある崖の登りにビビりながら小さな冒険を楽しんでいた。 その後、車に戻るとすでに夕方4時近くになっていたのだがまだ今日のキャンプ場は決まっていない。 すぐに近くのキャンプサイトをグーグルマップで検索すると、ここポースカーノからすぐ近くにトリーン・ファーム・キャンプサイトというキャンプ場を発見。 ホームページを見ると雰囲気も良さそう。そしてここも予約は電話でとのことだが10分で行ける距離だし直接現地で確認をしようと向かう。 到着するとやはり落ち着いた雰囲気で自然を感じられるファームキャンプ場で、アットホームな感じの良いスタッフに今日の宿泊は可能かと聞くと「Sorry. today is fully booked. 」とのことでNG。。 ファームキャンプサイトであれば当日予約でも大丈夫!と勝手な自信を持っていただけに、まじかーとがっかりしていると、 続けてスタッフが「ここのすぐ下にあるパーキングなら泊まれるよ。隣に公衆トイレもあるよ。」と教えてくれたのでさっそく行ってみると、、 そこが驚きの素晴らしいロケーション!広くてきれいな芝生の隣は馬の放牧場、その向こうには海が見えるというナイスビュー。…

UK イギリス Surf Trip 2019 [ Ep.2 ]

UK イギリス Surf Trip 2019 [ ep.2 ]

3日目、UKに上陸して1-2日はノープラントリップの洗練をモロに受けてとにかく生きることに全力で対処するだけで精一杯だったが、 この3日目にしてようやく生活として馴染んできた。 前日いっきにロンドン近郊からイギリス南西部のコーンウォール地方まで車を走らせて、 3日目朝、そのコーンウォール地方でも更に南端に位置するセント・アイヴス湾 GodrevyBeach という美しいビーチでこの旅初のサーフィン🏄‍♂️ 小ぶりながら形の良い波で子供と一緒にクリーンな波を楽しむことができた。 コーンウォール地方はイギリス国内でももっともサーフィンが盛んなエリアだけに夏場でも比較的に波が立っているポイントが多い。 このGodrevyBeach というポイントも広いビーチだが湾内で砂が溜まりやすいのだろう、波の形はとても良くサイズアップすればいい波が割れそうだなという印象。 近くに駐車場もありすでにサーファーも数人入っていた。 サーフスクールもありこのあたりでは比較的メジャーなポイントらしい。 海から上がるとちょうどお昼。GodrevyBeachのすぐ目の前に雰囲気の良いパブがあったのでここで昼食。 UKのパブに来たからにはまずオーダーしたいのはフィッシュ・アンド・チップスとビール。 フィッシュ・アンド・チップスといとベタなようだけど、個人的には毎回UKに来るたびにその奥の深さにハマってきている。 というのもお店によって味も全然違うし、美味しいお店のフィッシュ・アンド・チップスは本当に美味しい!逆にまずいお店はマジでまずい。。という感じであたりはずれの差が大きいだけに、当たった時の嬉しさによる加点も自然に強くなるのかな? そんな博打的な要素もハマってる理由かも。笑 さて、というわけでこのお店でもこの度初のフィッシュ・アンド・チップスをオーダー。 そのお味は...? 大げさじゃなく今まで食べた中でNo.1!  自分的に好みな油っこくない白身魚とフライのサクサク具合が完璧! サイドのチップス(フィッシュ・アンド・チップスのチップスはポテトのことでこれの切り方にこだわりがあるみたい)、グリーンピースもソースもめちゃくちゃうまい。 あとで知ったのだがコーンウォール地方のフィッシュ・アンド・チップスは旨いでイギリス国内でも知られてるらしい。 結局このトリップ中に5〜6回くらい食べたけどここが抜群に美味しかったな。 もしコーンウォール方面に行った際はぜひここのフィッシュ・アンド・チップスを食べてみてください。マジでおすすめです!笑   その後は近くのチェックしていたポイントをリサーチ。 何に驚いたかというとイギリスの南西部の海岸めちゃくちゃかっこいいし海がキレイなこと。 正直これまで仕事柄イギリス中のいろいろな国立公園を見てきて、最近ではすこし馴れた感もあったがまだまだこんなに圧巻の自然が見られるなんて。 馴れたつもりでいたけどまたさらにイギリスへの興味が強くなった。 イギリスは「自然を守る」という意識と「景観を守る」という意識がかなりリンクしている国なんじゃないかなと来るたびに思う。 日本とそう国土の大きさも違わないが少し田舎に行けば海でも山でもその近くの町も含めて本当に美しい場所が多い。 山の中にいきなり工場や建築資材置場があったり美しい海岸の近くに存在感ありすぎの高層ホテルや高層マンションが立ってることも少ない。 3日-4日目はこの海の近くのローカルなキャンプサイトを見つけて居心地良いのでひとまず定住することに。 ちなみにイギリスには日本の比では無いくらい多くのキャンプ上が各地にある。 ただしこの時期はイギリスもサマーホリデイの真っ最中なのでインターネットでBookingできる設備の整った人気のキャンプ場はどこも満杯が多く、シーズンに入る前の予約が必要だった。 そのため自分たちはまずグーグルマップでその日に泊まりたいエリアで、近くのローカルそうなファームキャンプ場をサーチする。 ファームキャンプサイトは農場をやっているオーナーさんやその地域のコミュニティで夏のキャンプシーズンだけ開放しているグラスピッチ、水、シャワー、トイレ、排水という最低限の設備だけのキャンプ場が多い。そして当日でも予約が取れる確率が高い! それに一泊の料金も安く平均で15-20ポンド(2000円〜3000円)と人気のキャンプ場の半額くらいなのでむしろ嬉しい。 ただ、そういったローカルなキャンプ場はウェブサイトこそあるが、たいてい「予約は電話かメールで」と決まっている。 さらにメールだと送ってもほぼその日中に返信は無い。笑(日本人のヘタな英語というのも理由なのか?)…