THE OMM 50th Anniversary Race  [ Day1]

THE OMM 50th Anniversary race [ day1]

ここ数年は夏のOMM LITEからOMM JAPANまでの忙しさがなかなかのもので、12月に入ってようやくそのペースが落ち着く。 次々と迫ってくる大きな仕事を一つづつしっかりと成功させていくのは、仕事としてのやりがいはとしてこれ以上ないほどだけど、 気がつくと本当にタイムスリップしたかのようなスピートでこの年末を迎えている。 ひとつひとつを振り返る暇のないくらい忙しいのはやはりオーバーペースかなぁ。 来年はもう少しペース配分もしっかりと考えてやっていきたいし、仕事とは別に個人でやりたいことの時間ももっと作りたい。 あれ?これって来年の抱負??笑 そんなこんなようやく落ちついてきたので、そろそろこの10月末に3年ぶりに参戦したUKのTHE OMM 50th Anniversary raceについて書こうかなと思う。 ・・・・・ まだ日本でOMM JAPANを開催する前、日本での初開催を目指して視察を兼ねてUKのTHE OMMに初参加したのが2013年大会。 その時に参加したのが今回出場したクラスと同じC COURSEだったが、当時はナビゲーションのスキルも殆どなく参加したし、、 正直なところ1日20kmちょっとだったら歩いてでもFINISHできるでしょ的な感じで舐めてかかってところもあって、結果はもちろん完全に撃沈。。 さらにUKの超過酷な風、雨、オフトレイルに体力的にも精神的にもやられ、そんな状況でも誰も助けてくれないOMMの自己責任セルフレスキューのルールを 痛感しながらコースクローズ後の夜8時過ぎに低体温症ギリギリの命からがらな状態でオーバーナイトキャンプに戻ったのは今でも本当に苦くていい思い出になっている。(その強烈な経験が今のOMM JAPANの運営に生かされているのは間違いない) それ以降も毎年UKのTHE OMMには行ってはいたものの運営のシステムやコミュニケーションを学ぶ為に レースには参加せずにバックエンドに入っていたので今回の2017年大会は実に4年ぶり。 自分にとっては4年前のリベンジでもあるし、50周年という大きな記念大会でもあるので100%コンペティターモードで完走目指して参加を決めた。 しかしドM精神大国イギリスのしかも50周年というアニバーサリー大会らしく、実際は想像を超えたタフなコンディションが僕らを待っていた。笑 10月27日(金)レース前日に現地に到着。今回のイベント開催エリアはこの5月のHiking Tripでも行ったLake District。 イギリスを代表する美しい国立公園でこんなところでこんなイベントが開催できることが本当にすごいと思う。 と日本で運営をやるようになってからそういったことのほうが気になるようになってきた。笑 この日の現地は10月のイギリスとしては本当に珍しい超快晴で、雲ひとつない青空と美しい紅葉が本当に美しかった。 こんな天気の良いこの時期のイギリスは自分も5年位毎年来ているが本当にはじめてだったし、 地元の人達もUKのOMMスタッフ達も皆口をそろえて今日の天気は本当に最高だ!ってすごいテンションで喜んでたのが印象的だった。 でもあとで聞いたらそれもそのはず、この日は太陽が出たのも約1ヶ月ぶりだったらしい。。 本当にこの時期のイギリスってそんな天気なんだよなぁ。。と急に気持ちが明日のレースに向く。。笑 その後は観光したり宿泊先でのんびり過ごしたりしながら夜になるのを待って、6時過ぎくらいにイベントセンターに向かった。 今回のイベント会場内はOMM 50周年ということで過去のMAPやイベント初期に使われていたウエアやテントなども展示されている…

コブ尾根 バリエーションルート

コブ尾根 バリエーションルート

こんにちは。 MoonlightGearの服部です。 前回に引き続きようやくメインのコブ尾根へ。 今回の山行は北アルプスのスクランブリングかつ途中マルチピッチのあるルートということでコブ尾根の山行となりました。 トポを調べるに当たって現在の文献では数少なく過去のトポを調べることに… 神保町の古本屋へ行ったり、 いろいろ調べてるとやはりいざという時役に立ちます。 日本登山大系、穂高の岩場、この2点が探した中で一番載っていた。 先人の開拓魂は本当に素晴らしい。そして再販してくれてありがとうございます。 それにしてもクラシックすぎて解読するのが難しいのが難点… これを参考にあとは行ってみるのみ。 途中弱点を見つけながら進み、気持ち悪いところはロープを出しリードしながら進んでいく。 コブ沢からコブ尾根を築き上げたところから今回のメインのクライミングへ。     グレード関係なく自分の登りたいラインを導き出しそこを登っていく。 自分はあまりグレードなど気にせず、ここを登ったら気持ち良さそうというところを登っていく。 バリエーションルートやアルパインクライミング、沢登りはまさにそういう楽しみがあるのではないだろうか?? 下を見れば上高地、右を見ると前穂、正面には奥穂、ジャンダルム、左には西穂と全方向どこをみても気持ちのいい景色。 この半年間クライミングのスキルを少しずつつけて登れたことに感謝しながら一歩ずつ登っていく。 そしてあちこちにピトンが打ってあるが、どれも古いもので気持ち悪いが先人たちの足跡で、 みんな思いおもいに登ってることを考えていたらあっという間に終了点。 3、4時間くらいの行程だったがあっという間に終わり楽しい時間は過ぎていった。 来年はあそこだねと健介さんと言いながら下山。 来年に向けてまた鍛えなきゃですね。 来年登るルート、そしてこの春の残雪滑るラインを頭の中に描きながら妄想する時間が楽しく感じる。 今回の旅で自分の尊敬する先輩が言っていた言葉を思い出した。 地図は「宝探し」。 まだまだ登っていない、滑っていない、そんな未開の土地(自分にとって)をこれからもスキルを身につけ自分なりに広げていきたい。 そんな風に思わせてもらえる山行になり、今回のメンバーには本当に感謝しています。 皆様ありがとうございました。

畳岩、コブ尾根 装備について

畳岩、コブ尾根 装備について

こんにちは。 Moonlight Gear の服部です。 2日目のコブ尾根の前に今回の装備について。 左上から、 ・Rab/ALPINE BIVI →当日はCRUXのBIVY に変更。 ・Petzl/Sirocco ・Five Ten (クライミングシューズ) ・Brooks-Range Mountaineering/Alpini Mountain Anorak Hoody ・OMM/MountainRaid PA1.6 ・NEMO/TENSOR20S ・NEMO/FILLO ELITE (中身のみ) ・ハーネスやATC、ヌンチャクなど ・DuckWorth/Watch Cap ・Black Diamond (グローブ) ・Black Diamond SPOT(ヘッデン) ・EVERNEW 400FD ・SANPO STOVE WINDSCREAN(試作品) ・Wildo…