Boulder Explorering  Tour

Boulder explorering tour

今年3月に日本で初開催となるOMM LITE/BIKE Tokushima-kaiyoのイベント準備で四国・関西方面を回っていた帰りに、Sky High Mountain Worksのタクさん達が以前から調査している某エリアの開拓ツアーに合流させてもらい久しぶりに2日間みっちりクライミングを楽しませてもらった。 開拓中のエリアなのでもちろん情報は完全にシークレット。 それにしてもとにかくこのエリアの岩のデカさとクオリティの半端じゃなくて出て来る岩という岩の殆どがハイボール。(笑 自分もボルダリングにはまっていた頃はよく地元の埼玉の山をリサーチに行って、そこそこ良いボルダーを見つけ出して登っていたけど、このレベルの巨石が、しかもそこらじゅうにゴロゴロしてるところって関東方面ではまず見たこと無いし、こんなところを見つけ出すタクさんの「嗅覚」は本当に流石の一言。 さらに登るために岩磨きならぬ、岩掃除から始まり、「課題」ではなく岩の自然なラインを見つけ出して一手一手探るようにトップまでつなげていく、これこそクライミングの醍醐味。てゆうかこれがクライミングでしょう。 正直ここ数年課題登り的なクライミングに全く上がってこなかったモチベーションがこの2日間で一気にマックスまで上がった。笑 毎回一緒に遊ばせてもらう度に強烈な刺激をもらえるのでタクさんにはいつも本当に感謝しかない。 今回も本当に有難うございました〜   ただこんな威圧感も半端じゃない岩達をまともに登るためには、今の自分の軟弱な筋力と心の準備ではまったくお話しにならないので、これからしばらくは次回の開拓ツアー参戦に向けてモチベーション全開でトレーニングしたい!

OMM Japan 2017

OMM Japan 2017

こんにちは。 MoonlightGearの服部です。 今回はOMM JAPAN 2017について。 3回目の出場となり、 今までの結果は、 2015年 Straight Long DNF。 2016年 Straight Long 完走。 そして今年はStraight B(今までのLong)を出走することにしました。 ストレートは1日9つのコントロールを順番通りとるというシンプルな設定ですが、一つでも落とせば失格。 地図読みを行いどのような過程でコントロールをとりに行くかという一つも落とせないプレッシャーのある設定となります。 毎年の勢いであればストレートAにしようという意気込みだと思うのですが、 今年は全く走っていなくて(サーフィン、クライミングに集中していた)ので、ストレートBでも完走できないのではという不安感の中出ることになりました。 今回のパートナーは、今年よく一緒にクライミングに行っているマナブ君。 実は一緒に走るのは今回が初めて。 そういう点含め今回は不安感たっぷり。w 装備は、 PACK
:OMM Ultra 20 パッドを抜いたもの(335g)
OMM Gopod (30g×1) 

Shelter:NORDISK(共有装備)(500g)(ペグ込み) 

Sleeping Bag:
CUMULUS X-LITE 200 (345g)
CUMULUS BIVY (190g)
→シュラフ、インサレーションのスタッフサック兼用 Mat
:EVERNEW FAST MAT 100 (150g) Shell:
OMM: Kamleika jkt (275g)
OMM Kamleika…

THE OMM 50th Anniversary Race  [ Day1]

THE OMM 50th Anniversary race [ day1]

ここ数年は夏のOMM LITEからOMM JAPANまでの忙しさがなかなかのもので、12月に入ってようやくそのペースが落ち着く。 次々と迫ってくる大きな仕事を一つづつしっかりと成功させていくのは、仕事としてのやりがいはとしてこれ以上ないほどだけど、 気がつくと本当にタイムスリップしたかのようなスピートでこの年末を迎えている。 ひとつひとつを振り返る暇のないくらい忙しいのはやはりオーバーペースかなぁ。 来年はもう少しペース配分もしっかりと考えてやっていきたいし、仕事とは別に個人でやりたいことの時間ももっと作りたい。 あれ?これって来年の抱負??笑 そんなこんなようやく落ちついてきたので、そろそろこの10月末に3年ぶりに参戦したUKのTHE OMM 50th Anniversary raceについて書こうかなと思う。 ・・・・・ まだ日本でOMM JAPANを開催する前、日本での初開催を目指して視察を兼ねてUKのTHE OMMに初参加したのが2013年大会。 その時に参加したのが今回出場したクラスと同じC COURSEだったが、当時はナビゲーションのスキルも殆どなく参加したし、、 正直なところ1日20kmちょっとだったら歩いてでもFINISHできるでしょ的な感じで舐めてかかってところもあって、結果はもちろん完全に撃沈。。 さらにUKの超過酷な風、雨、オフトレイルに体力的にも精神的にもやられ、そんな状況でも誰も助けてくれないOMMの自己責任セルフレスキューのルールを 痛感しながらコースクローズ後の夜8時過ぎに低体温症ギリギリの命からがらな状態でオーバーナイトキャンプに戻ったのは今でも本当に苦くていい思い出になっている。(その強烈な経験が今のOMM JAPANの運営に生かされているのは間違いない) それ以降も毎年UKのTHE OMMには行ってはいたものの運営のシステムやコミュニケーションを学ぶ為に レースには参加せずにバックエンドに入っていたので今回の2017年大会は実に4年ぶり。 自分にとっては4年前のリベンジでもあるし、50周年という大きな記念大会でもあるので100%コンペティターモードで完走目指して参加を決めた。 しかしドM精神大国イギリスのしかも50周年というアニバーサリー大会らしく、実際は想像を超えたタフなコンディションが僕らを待っていた。笑 10月27日(金)レース前日に現地に到着。今回のイベント開催エリアはこの5月のHiking Tripでも行ったLake District。 イギリスを代表する美しい国立公園でこんなところでこんなイベントが開催できることが本当にすごいと思う。 と日本で運営をやるようになってからそういったことのほうが気になるようになってきた。笑 この日の現地は10月のイギリスとしては本当に珍しい超快晴で、雲ひとつない青空と美しい紅葉が本当に美しかった。 こんな天気の良いこの時期のイギリスは自分も5年位毎年来ているが本当にはじめてだったし、 地元の人達もUKのOMMスタッフ達も皆口をそろえて今日の天気は本当に最高だ!ってすごいテンションで喜んでたのが印象的だった。 でもあとで聞いたらそれもそのはず、この日は太陽が出たのも約1ヶ月ぶりだったらしい。。 本当にこの時期のイギリスってそんな天気なんだよなぁ。。と急に気持ちが明日のレースに向く。。笑 その後は観光したり宿泊先でのんびり過ごしたりしながら夜になるのを待って、6時過ぎくらいにイベントセンターに向かった。 今回のイベント会場内はOMM 50周年ということで過去のMAPやイベント初期に使われていたウエアやテントなども展示されている…

コブ尾根 バリエーションルート

コブ尾根 バリエーションルート

こんにちは。 MoonlightGearの服部です。 前回に引き続きようやくメインのコブ尾根へ。 今回の山行は北アルプスのスクランブリングかつ途中マルチピッチのあるルートということでコブ尾根の山行となりました。 トポを調べるに当たって現在の文献では数少なく過去のトポを調べることに… 神保町の古本屋へ行ったり、 いろいろ調べてるとやはりいざという時役に立ちます。 日本登山大系、穂高の岩場、この2点が探した中で一番載っていた。 先人の開拓魂は本当に素晴らしい。そして再販してくれてありがとうございます。 それにしてもクラシックすぎて解読するのが難しいのが難点… これを参考にあとは行ってみるのみ。 途中弱点を見つけながら進み、気持ち悪いところはロープを出しリードしながら進んでいく。 コブ沢からコブ尾根を築き上げたところから今回のメインのクライミングへ。     グレード関係なく自分の登りたいラインを導き出しそこを登っていく。 自分はあまりグレードなど気にせず、ここを登ったら気持ち良さそうというところを登っていく。 バリエーションルートやアルパインクライミング、沢登りはまさにそういう楽しみがあるのではないだろうか?? 下を見れば上高地、右を見ると前穂、正面には奥穂、ジャンダルム、左には西穂と全方向どこをみても気持ちのいい景色。 この半年間クライミングのスキルを少しずつつけて登れたことに感謝しながら一歩ずつ登っていく。 そしてあちこちにピトンが打ってあるが、どれも古いもので気持ち悪いが先人たちの足跡で、 みんな思いおもいに登ってることを考えていたらあっという間に終了点。 3、4時間くらいの行程だったがあっという間に終わり楽しい時間は過ぎていった。 来年はあそこだねと健介さんと言いながら下山。 来年に向けてまた鍛えなきゃですね。 来年登るルート、そしてこの春の残雪滑るラインを頭の中に描きながら妄想する時間が楽しく感じる。 今回の旅で自分の尊敬する先輩が言っていた言葉を思い出した。 地図は「宝探し」。 まだまだ登っていない、滑っていない、そんな未開の土地(自分にとって)をこれからもスキルを身につけ自分なりに広げていきたい。 そんな風に思わせてもらえる山行になり、今回のメンバーには本当に感謝しています。 皆様ありがとうございました。

畳岩、コブ尾根 装備について

畳岩、コブ尾根 装備について

こんにちは。 Moonlight Gear の服部です。 2日目のコブ尾根の前に今回の装備について。 左上から、 ・Rab/ALPINE BIVI →当日はCRUXのBIVY に変更。 ・Petzl/Sirocco ・Five Ten (クライミングシューズ) ・Brooks-Range Mountaineering/Alpini Mountain Anorak Hoody ・OMM/MountainRaid PA1.6 ・NEMO/TENSOR20S ・NEMO/FILLO ELITE (中身のみ) ・ハーネスやATC、ヌンチャクなど ・DuckWorth/Watch Cap ・Black Diamond (グローブ) ・Black Diamond SPOT(ヘッデン) ・EVERNEW 400FD ・SANPO STOVE WINDSCREAN(試作品) ・Wildo…

畳岩 中央ルンゼ

畳岩 中央ルンゼ

はじめして。 MoonlightGear店舗スタッフの服部です。 少しずつですがこのブログでライフスタイルやアクティビティ、ギアなど様々なことを少しずつだとは思いますがあげていきたいと思います。 先日は北アルプスの畳岩とコブ尾根のバリエーションルートへ。 今シーズン自分の目標としていたバリエーションルートで、 クライミングの師匠であるStaticBloomの健介さんとこの日のために練習を積んできました。 今回のメンバーはとても豪華で、 関西からはよくお世話になっているSkyhighmountainworksのタクさん、タモンさん、 関東勢はStaticbloomの健介さん、さかいやスポーツの橋本さん、アークテリクスのマナブくんの総勢6名。 みんなクライミングスキルがとても高く、話していてとても勉強になる方々ばかり。 自分も足を引っ張らないようにと気持ちを引き締め今回の山行に挑んだ。 まずは仕事上がりに八王子で待ち合わせ。 東京に住んでからアルプスがとても近く感じ以前は5時間車を運転して行っていたので、 3時間半で上高地のお膝元、沢渡に到着するのでかなり気持ち的にかなり楽に感じる。 その日の夜中2時には沢渡に到着し駐車場でごろ寝泊。いつも思うが駐車場に入って来て寝袋何個か転がっていたら怖い。w 上高地行きのゲートが空いてすぐにタクシーで上高地入り。 何度も上高地には来てはいるが、いつ来ても山々を見渡すことができ、今から行く岳沢も紅葉が綺麗に見える。 少しガスが出てるねとか話しながら1時間ほどで岳沢へ。 岳沢のテン場でベースを張り行動食、クライミングシューズ、ハーネスなど個人装備にロープやツェルトなど共有装備を振り分けついにバリエーションルートへ。 畳岩は過去のトポや、ブログを見ているとジャンダルム、奥穂高へ最速ルートのため一般登山道として使われていたルート。 広いスラブ状の岩から畳のように連なっているため畳岩と名付けられたらしい。 畳岩までのアプローチは30〜40分ほどで天狗沢をつめていく。 途中からトレイルをそれ、ガレガレで不明瞭ながらも大きくよろに広がるスラブと左側に見えるピナクルを目印に畳岩の下部に取り付いた。 各自自分のスキルと横に広がるスラブの面白いラインを自由に上がる。 アルプスならではの、逆層と浮石に注意しながら確実に進む。   途中タクさん、タモンさん、健介さんは最弱なラインを見つけチムニーのスクランブリング。 自分は左側のスラブが綺麗だったのでそちらへ回る。 。 各自気持ち良さそうだったり、気になる箇所をスクランブリングしていき高度をあげる。 途中ハイマツ地帯からガスによって岩が濡れていたため緊張感があった。 浮石だらけで浮石などとても多く手を置く箇所や足を置く場所を確認しながら進むためかなり慎重に進む。 最弱のルートでより早くスピードをガンガン上げながら登って行く。 上りつめたところで一箇所クライムダウンをして終了点。 ガスっていたためなかなか思い通りのルートが進めなかったが、地形を見ながら慎重に進んでいくのは沢やアルパインをやっているような感覚がたまらなく気持ちよく次何が出てくるのかそういう楽しみを持ちながら進むことができる。 そこからは踏み跡を歩いて行くと西穂〜奥穂間の一般登山道に合流。 3000m級のスクランブリングとなるとかなり緊張感があり時間が経つのはとても早く感じた。 メンバーがメンバーだけに取り付きから3時間弱で終了。 稜線の風は強く寒かったため、 みんなスピードハイク、ラン混じりで一気に天狗のコルへ20分ほどで到着。…

SURF Trip In Tohoku,Hokkaido 2017

SURF Trip in Tohoku,Hokkaido 2017

当初は2週間半のトリップ期間中に何回か投稿してこうと思っていたが、 思いのほか移動だったり、毎日温泉に入ったり、夜はほぼ毎日夕飯を作ったりと遊んでいる時間以外もそれなりに落ち着かずに動いていた旅だったからか、ブログを更新する気にまったくならずで今ようやく思い出しながら書いている。 今回のサーフトリップは自宅のある埼玉から自走で移動し、マグロで有名な青森の大間からフェリーで函館に上陸。 そこから波の様子に合わせて北海道の沿岸部を車でキャンプしながらぐるぐると回ろうという計画だった。 そしてできれば今までに行ったことのある場所やメジャーなポイントばかりではく、一般にはあまり知られていないシークレットなポイントや厳しいローカリズムが存在するようなクラシックなポイントに照準を絞った旅にしようと事前に計画を練っていたのだが、実際にはこれまでの自身の経験を大きく超えるような場所やシュチュエーションでのサーフィンはできなかった。 例年よりも夏の太平洋高気圧の張り出しが弱いことが原因で代わりにずっと東北沿岸に居座っていた低気圧の影響で東北、道南方面の沿岸部は毎日強烈なオンショアでどこもジャンクなコンディション。風をかわすポイントではウネリを伴わない風波でノーサーフ。。実際のところ自宅を出発してからの1週間はほとんどまともにサーフィンの出来るような状況でもなかった。。涙 それでも辺境の地までポイントリサーチに行ったり、途中お盆休みを使って青森にサーフトリップに来ていた地元の仲間家族と合流して家族で一緒に過ごしたり、独りなら絶対に入らないサイズ頭くらいのジャンクな海に2人だけで入ったりと、コンディションは悪いなりにトリップならではの楽しい時間を過ごすことができた。   旅の前半(東北〜函館)は波と天候にめぐまれずほとんどサーフィンできず、予報を見てもしばらくは期待できるような感じではなかったので、函館から一気に車を走らせて道央の苫小牧、むかわ、門別方面まで移動。 この日くらいから、ようやく東低の気圧配置が緩みだし風の影響が少なくコンディションも整ってきた。 しばらくまともなサーフィンをしていなかったので流石に気持ちも安全牌に走り(笑)まずは苫小牧のメジャーポイントである浜厚真に直行してブレイクはワイドで厚めだが力強くて面も整った胸〜肩くらいのファンウェイブを楽しませてもらった。溜まっていたフラストレーションもこれで一気に解消(笑) その後は事前にチェックしていた地形の良さそうな場所をひとつひとつリサーチしながら南下。 いくつかのポイントではサイズこそ小ぶりだったが完全に無人の海を独り占めしながらサーフィンすることもでき、念願だったサーフサファリ的なことも出来た。 まったくはじめてでしかも無人の海でする孤独なサーフィンは、山の遊びに近い緊張感(怖さ)と、自然と対峙しているという実感を得られるもっとも好きなスタイルだ。ただそんなことが出来る場所自体この日本ではごくごく稀で、それが自分が毎年北海道に来るもっともお大きな理由のひとつになっている。 その後もポイントリサーチをしながら太平洋沿岸を南下。今回のトリップで一番期待していた日高エリア周辺でのサーフィンは叶わなかったが、ここは!というポイントを実際の目で見ることが出来たので、今度は大きな南ウネリが入るタイミングを狙って、LCCを使ってピンポイントで行くのも良いかなと思う。   そのまま、広尾方面に車を走らせる。 このエリアは毎回本当にコンスタントに波があるので、今回も間違いないだろうなと思っていたが、やはり間違いなかった。笑 結局このエリアに入ってから1週間は襟裳岬の西側か東側かといった感じでこのあたりでずっと過ごしていた。 ▼とにかく波の良し悪しに関わらず無人率が高い。えりも、広尾エリアでは毎日コンスタントに胸前後の波で楽しませてもらった。 実は今回、このエリアにずっととどまってしまった大きな理由のひとつが、様似町の「親子岩キャンプ場」にあった。 夏は海水浴場にもなっているのだが、お盆を過ぎると休日でもほとんど人もいない。ここではちょうど子供や初心者が練習するには最適な小さな波が割れているので、うちのようなファミリーで来るサーフトリップのベースキャンプとしては本当に最適だと思う。 監視員は地元のシルバーのおじちゃん達だけで、そこもなんともアットホームな雰囲気でとにかく居心地が良いので、ここを寝泊まりのベースにすることにした。 海の目の前で穏やかな波の音を聞きながら家族で夕飯を食べて寝て、朝もゆっくりと過ごした後に目の前に海に入る。 自分だけならいい波だけを求めてストイックに進むサーフトリップになりがちだが、家族と一緒ならこんなのもありだなと思った。   結局、北海道滞在の最終日まで親子岩ビーチにお世話になり、苫小牧まで戻って夜9時出発〜翌早朝5時くらいに八戸港に到着するフェリーに乗って青森へ。 そのままいつも北海道トリップの帰り道に寄らせてもらっている八戸エリアの角の浜へ寄らせてもらい今回もメローながら日本屈指のクラシックリーフポイントの波を楽しませてもらいながら、その波と同じくらい楽しみにしている角の浜ローカルの皆さんと再会し、今回も刺激的な話しも色々と聞かせてもらった。角の浜ローカルの皆さんには今回も家族共々温かいおもてなしまでいただき本当にトリップの最高の醍醐味を経験させてもらえた。 これまで日本各地いろいろな場所にサーフトリップに行ったが、間違いなく此処は真のローカリズムとサーフスピリットがあり脈々と育まれている場所だと思う。ここに来るとサーフィンというものがどこまでも奥深くてまだまだ自分の一生を掛けて追求すべき遊びなんだということに気付かせてもらえる。技を磨いたり波の上でどのように自分を表現するかということ以上にそのポイント、その波にどのような姿勢とマインドで向き合いトライするかということをもっと深く考え感じながらこれからも自分のサーフィンのスタイルに磨きをかけていきたいと思った。 今年も此処でいい刺激を沢山もらったので、遊びにも仕事にもいかしながらまた来年この場所に訪れることを楽しみにしたい。 おわり。

SURF Trip In Tohoku,Hokkaido 2017  出発

SURF Trip in Tohoku,Hokkaido 2017 出発

ここ数年夏は家族と東北、北海道へサーフトリップへ行くのが恒例となっている。 北海道へのサーフトリップは今回で3度目になるが、これまでの経験で北海道には一般に知られている場所以外にもまだまだ無数にポイントが存在すると感じていた。そしてその可能性の規模も間違いなく日本一だろうと思う。今回は地形的に良い波が入りそうなポイントを事前にGoogleEarthで拾っておいて実際に確かめにいくというのが大筋のプラン。一般に公開されていないシークレットなポイントを探しながら天気図とその時の気分次第で行動する気ままな旅だ。自分で予想(想像)した場所で実際にサーフィンができるというのは、どんなにパーフェクトな波に乗るよりも格別な満足感がある。今回の旅で1つでもサーフィンでいるポイントがあれば最高だ。 今日から2週間ちょっと。このブログでも近況を報告したい。

Lake District Hiking Trip [Day3]

Lake District Hiking trip [Day3]

この時期のイギリスは朝4時に夜が明けて日没は22時頃。1日をとにかく長く遊べる最高の季節だ。 Day3、この日は朝5時に歩き出したがすでに青々とした気持ちの良い空が広がっていた。 この2日間は当初の計画と予想に比べてわりとタフな行程できていたのもあって身体にも多少疲れを感じている。また今回は距離もタイムもあまり気にしないでまずはイギリスの大自然やフットパス文化を歩きながら感じたかったので無理にストイックに攻めなくてもいいだろう。ということで相方とも即決でこの日は「登山的」なコースを避けてアップダウンの少ない谷間を進むCumbria way というフットパスを約10km歩いてこの旅の最終目的地であるLangdaleという谷間の小さな集落を目指すことにした。 こういった谷間のルートを選んで体力的に楽に進む事もできるのが、標高の低い山々が連なるイギリスのハイキングの特徴のひとつかもしれない。 それにしても、この日のルートに選んだcumbriaway は期待していたよりもずっと美しくて感動的なトレイルだった。 移りゆく美しい谷間の景色を眺めながらのハイキングは山を歩いているのとはまた違った壮観さがあり、途中に何度も足を止めて目の前に見える絶景を眺めたり、自然と一歩一歩をゆっくりと味わうように歩いていた。 考えてみれば今までこんなふうに一歩を意識して歩くなんてことはあまりというかまったく無かったが、これは本当に贅沢な感覚だなと思う。 後で調べてみたらこのCumbriaway は1970年代に地元の有志によって考案されて2007年に正式なナショナルトレイルに認可された現在イギリスでも人気のフットパスらしい。 湖水地方の古典的な農村やレイクランドの景色を眺めながらスコットランド国境までの119kmを歩くルートで、確かにトレイルはこれまで歩いた山側よりもずっと整備されて歩きやすく、今回はわずか10km程のセクションハイクだったがそれでも十分過ぎるほど満足できる路だった。 とくに自分たちのような海外から来るハイカーにとっては、山だけではなく渓谷、川、農村や街までイギリスの特徴的な景色をこの119kmでほとんど味わいながら歩くことが出来るので、1週間程度の休みでも十分にイギリスのフットパスを堪能できる素晴らしいルートだなと思う。 公式サイトにも書いてあったがやはり標識は少ないので基本的な読図のスキルは必要だが基本的には水平移動がメインの体力的にはイージーな道なので、自分もいつか家族で歩いてみたい。 この日唯一のハイクアップだった標高450mの広くてなだらかなピークに立つと、眼下に美しい渓谷とそれ沿って続く自分達が歩いてきた路が一望できた。 今日の行程には有り余るほどの余裕もあるし、最終目的地であるパブのオープンも昼だからこのまま進んでもそこでただ待つことになるので、ならばここで昼寝でもしよう!ということなり、露で濡れたテントや寝袋を乾かしがてら暫し贅沢な昼寝することにした。心地よい風(まぁまぁ強めのイギリスらしい風)と自分達が歩いてきたトレイルを一望できる最高の景色を前に、時間を気にするなく昼寝を堪能した。(ちなみUK OMMの連中曰く、イギリスはテントサイト以外でのワイルドキャンプが認められていて、羊の放牧用の石垣より高いところであれば基本的に山の中はどこでもキャンプがOKらしい。) 15分くらい寝たかなと思って時計を見るとなんと1時間も爆睡していた!笑 これは人生ベストにランクインする最高の昼寝だった。 今回持ってきた寝袋はOMM Mountain Raid 1.0(385g) じつは今回のハイキングで一番悩んだのがスリーピングシステムだった。 当初イギリスの天気予報は3日間とも雨や曇予報。 やはり2泊以上の行程でそのうちの1日でも悪天候になりそうな場合に、いちばん気になるのが寝袋の濡れや湿気による機能低下だと思う。 自分も寝袋のロフト低下が原因で、日程を切り上げて早めに下山したという経験は何度かあるが、OMMMountain Raid が良いのはそういった濡れによる機能低下の心配がないので、数日間の山行でなおかつ天気も怪しい今回のようなパターンのときに、確実に暖かく寝れるという保証のような安心感があるところだ。 また軽量化の面でも大きなアドバンテージがあり、今回のようにシングルウォールのシェルターの場合、雨よりもむしろ気になるのは幕についた結露に触れることでの濡れ。とくに足元は寝ているうちにテント後方に下がってしまっていつの間にか幕に触れて濡れていたなんてことは多い。一度部分的に濡れたシュラフは日中天気が良ければ干して復活させられるが、そうでなければ収納した際に湿度がシュラフ全体に回ってしまい夜にはけっこうなロフトの低下にがっかりすることがある。それを防ぐためにシェラフカバーや、エマージェンシービビーを使うことが多いが、以外にこれらは200g前後とまぁまぁの重量アップになる。それをOMM Mountain Raid を選択することでこれをまるまるカットできる。 というわけで、あれやこれや考えたが最終的にいつもの信頼のコイツ(OMM Mountain Raid 1.0 )を選んだが、実際この旅でも最低気温は8℃だったがダウンジャケット、ウールのタイツを着て寝れば十分暖かく過ごせたし、夜露や結露、雨の吹込みを気にすることなく寝れるのは快眠にも繋がった。 もちろんこのOMM…