UK イギリス Surf Trip 2019 [ ep.1 ]
日本を出発してまずは経由地のロシア・モスクワ国際空港でトランジット。
イギリスには仕事で何度も行っているが、今回始めてロシアの航空会社を利用した。
というのもこの夏休みのハイシーズンにもかかわらず、1人9万円という超格安のチケット。
半年前に予約したというのもあっただろうけど正直、家族四人の旅なのでこの価格は本当に助かった。
しかしチケット購入時に何故かまったく気づかなかった乗り継ぎ待ち時間が、なんと13時間もある。。
(途中で変更になったんじゃないかと疑って調べたけどバッチリ購入時も同じだったww)
このことに出発2週間前くらいに気づき慌ててモスクワ空港周辺のホテルをBooking.comで予約しておいた。
が、、
成田空港で搭乗手続きをしている際になんとなく気にってスタッフの方にホテルをモスクワ空港周辺にとってあることを伝えると、
「ロシアの入国にはビザが必要ですよ。」とのこと。。え。。もちろんビザなんて取ってませんけどww
ということでまだ出発もしてない時点でさっそく問題発生。
出発直前の成田空港でホテルのキャンセル手続きをするが当日キャンセルということでキャンセル料も全額。。
なんでも土壇場でしかやれない自分の愚かさをこういう時ほど痛感する。苦笑
さて、現地時間の夕方4時にモスクワ空港に到着、そこから翌朝5時の出発時間までどう過ごすか。
寝袋もスリーピングマットも預け荷物にしてしまったので使えない。
ひとまず空港のベンチや隅のごろ寝できそうなスポットを探してみるが、妻と子供たちに宿泊用具もなくここで一晩を過ごさせるのはさすがに気が引けるなと思いながらそこそこ大きなモスクワ国際空港内を何かないかとウロウロと歩いていると、なにやら仮眠施設な雰囲気の看板を発見。
カウンターに料金表があり見てみると1ベッドで1200円/3hくらい。しかもシャワー付き! 即決で2ベットを9時間分予約。
それでも約6000円ちょっとと格安なのでホテルと比較したらもちろんサービスが全然違うが自分たちのように長めのトランジットの間の過ごし方としてこれで十分。
中に入るといわゆるカプセルホテルのような感じで本当に寝るだけのスペースだが暗くて静かでしっかり眠れた。
あとはやはりシャワーがあったのが本当に良かった。
もしモスクワ経由でヨーロッパに行く際に長めのトランジットが必要な場合はここはおすすめ。
寝床も見つかりシャワーも浴びて落ち着いたところで、空港内のロシア料理店でロシア料理っぽいご飯を食べて就寝。
翌朝3時にチェックアウトしいよいよ5時ロンドン行きの便に搭乗。3時間半のフライトでいよいよイギリスに上陸。
なんだかんだここまで来るのも色々あって長かったなぁ。。
ロンドン・ヒースロー空港に到着してからまず向かったのは空港内のシムフリー携帯ショップ。
いつ何処に自分たちがいるのか自分たちもわからない3週間近くのキャンピングカー生活なのでいつでも使えるネットワークは必需と考えた。
それにサーフポイントを予めピンしているグーグルマップをナビとしても使いたかった。
シムフリー携帯は24G使用可能で約1万4000円くらい。テザリング機能もついているので自分のiphoneにネットワークを飛ばして使っていた。
短い旅なら2980円/1日の海外パケット放題(Softbank)を使うという選択肢もギリありだがなにせ高い。3週間だと7万円もかかるので今回はもちろん却下した。ちなみにDocomoなら事前申し込みで海外旅行用プランというものがあるらしい。いいなぁ。
シムフリー携帯を無事ゲットして、今回の旅中の我が家になるキャンピングカーを受け取りにいく。
今回色々調べて使ったレンタカー会社が just go motorhomes というその名の通りモーターホーム専用のレンタカー会社。
イギリス以外でもアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、などの国にもあり、それらどこの国でも次回の旅のレンタル料の割引がすごいので次のいつかのトリップも見据えてここに決めた。
空港からレンタカー会社のあるロンドン郊外トディントンという街までTAXIで約1時間。
いよいよ我が家とご対面!ワクワクしながらスタッフに案内され、「さぁこれが君たちの車だよ」と紹介されたモーターホームを見ると・・。
デカーーー!
全長7.5m, 幅2.5m 今まで運転したこともないまさかのサイズの我が家がお出迎え。。
このレンタカーサイトで車を予約したときに一番安い「Mystery」というプランがあり、その名のとおり受け渡し当日まで車種が謎というのを選択したのがまさかの結果に。
グレードとしてはそこそこ良いモデルでラッキーといえばラッキーなのだが、正直コイツを運転する自信なんてまったくない。。
とはいえもうここまで来てしまったら、今更引き返すわけにも行かないので覚悟を決めていざ出発!
と、事前に立てていた計画で決まっていたのはこのレンタカーを借りるまでなので、これから何処に向かうか。それと今日の寝床も探さないといけない。時間はすでに午後4時を回っているし今晩の食材も買わないと。たいていのレストランはこのサイズの車を止められる駐車場のスペースもなさそうだし、とにかくこのサイズの車体の運転に不慣れな今はヘタな動きはしたくない!ということでまずは駐車場も広そうな大型のスーパーマーケットで数日分の食材を購入する。
モーターホームは車体のサイズ以外はまさしく家さながらの設備で暮らしにはまったく困らない。
冷蔵庫も十分な容量だしキッチンも広々していて使いやすい。
基本的に毎日ランチ以外は自炊をするつもりなのでこのキッチン設備はとても良かった。
食材を買ったあとはイングランド最南部のコーンウォール半島へ向かいながら、途中のハイウェイサービスを今晩の寝床に決定。
UKのハイウェイサービスでは主にトラック運転手のためにオーバーナイトステイが可能で8ポンド払えば一晩停められる。
ただし日本のように無料では無いので注意が必要。だいたいどこも2時間までは無料だがそれ以上停まっていると即効でマーシャルが来て罰則切符約1万円くらいを切られる。
そのあたりのUKの監視は日本よりも相当厳しい印象。
またUKの法律では基本的に公共駐車場などでのオーバーナイトはあくまでも休憩、仮眠ということでの利用なので自分たちのようなキャンピングカーが宿泊目的で利用することは本来はNGのようだ。
ただ今日の自分たちは宿も決まってないし時間も午後7時を過ぎてこれからキャンプ場をBookingするのも難しいと判断し、これは緊急事態という勝手な解釈でここに泊まることを決めた。
とこんな感じで、成田を出てから1-2日はノープラントリップの洗練をモロに受けてとにかく生きることに全力で対処するだけで精一杯。
その他にもじつは自分のサーフボードだけがモスクワからのフライトに乗らずに3時間到着が遅れたり、そのせいでレンタカーの受け取り時間がギリギリで焦ったりとか、UKについてからも終始落ち着かない展開で、途中子供が親のストレスや不安を感じでシクシク泣き出したりとかいろいろあったけど、笑 結局こういった普段の生活ではないストレスやそれらを乗り越えてく経験がそのまま旅の楽しさや思い出に繋がると思ってるので、そういう意味でのこの1−2日目もとても充実した内容だったかな。
子どもたちにもむしろいい経験をさせられたと思いたい!笑