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SURF Trip in Tohoku,Hokkaido 2017

当初は2週間半のトリップ期間中に何回か投稿してこうと思っていたが、
思いのほか移動だったり、毎日温泉に入ったり、夜はほぼ毎日夕飯を作ったりと遊んでいる時間以外もそれなりに落ち着かずに動いていた旅だったからか、ブログを更新する気にまったくならずで今ようやく思い出しながら書いている。

今回のサーフトリップは自宅のある埼玉から自走で移動し、マグロで有名な青森の大間からフェリーで函館に上陸。
そこから波の様子に合わせて北海道の沿岸部を車でキャンプしながらぐるぐると回ろうという計画だった。
そしてできれば今までに行ったことのある場所やメジャーなポイントばかりではく、一般にはあまり知られていないシークレットなポイントや厳しいローカリズムが存在するようなクラシックなポイントに照準を絞った旅にしようと事前に計画を練っていたのだが、実際にはこれまでの自身の経験を大きく超えるような場所やシュチュエーションでのサーフィンはできなかった。

例年よりも夏の太平洋高気圧の張り出しが弱いことが原因で代わりにずっと東北沿岸に居座っていた低気圧の影響で東北、道南方面の沿岸部は毎日強烈なオンショアでどこもジャンクなコンディション。風をかわすポイントではウネリを伴わない風波でノーサーフ。。実際のところ自宅を出発してからの1週間はほとんどまともにサーフィンの出来るような状況でもなかった。。涙

それでも辺境の地までポイントリサーチに行ったり、途中お盆休みを使って青森にサーフトリップに来ていた地元の仲間家族と合流して家族で一緒に過ごしたり、独りなら絶対に入らないサイズ頭くらいのジャンクな海に2人だけで入ったりと、コンディションは悪いなりにトリップならではの楽しい時間を過ごすことができた。

東北方面のシークレットPリサーチ。この日は期待していた波はまったくなかったが、いつかまた来てここで入りたいと思うような雰囲気だった。

自宅を出発して4日目に大間港に到着。翌日早朝の便で函館に向かうのでこの日は大間のフェリーターミナルで車中泊。ここまでまともなサーフィンが出来た日はゼロ!笑 しかし夕方に到着してのんびり夕飯を作って食べ始めた矢先に目の前でまさかの花火大会スタート。こういう偶然ほど記憶に残る。これぞトリップの醍醐味だ。

5日目にしてようやく北海道に上陸。函館からまずは毎度お馴染みになった恵山方面へ向かうも波はやはり低気圧の影響でイマイチ。。 サーフは諦めてポイント近くの無料の天然温泉、水無海浜温泉へ。湯加減が潮まさかせの幻の温泉と呼ばれているらしいが、たまたまこの日の満潮直前のギリギリのタイミングでまさかの湯加減バッチリ!笑 (その後30分くらいで満潮をむかえると完全に海に水没。。)大自然が創り出す奇跡のような風呂を家族だけで貸し切りで味わうことができた。ここは景色も雰囲気も最高でかなりオススメ。

 

旅の前半(東北〜函館)は波と天候にめぐまれずほとんどサーフィンできず、予報を見てもしばらくは期待できるような感じではなかったので、函館から一気に車を走らせて道央の苫小牧、むかわ、門別方面まで移動。
この日くらいから、ようやく東低の気圧配置が緩みだし風の影響が少なくコンディションも整ってきた。
しばらくまともなサーフィンをしていなかったので流石に気持ちも安全牌に走り(笑)まずは苫小牧のメジャーポイントである浜厚真に直行してブレイクはワイドで厚めだが力強くて面も整った胸〜肩くらいのファンウェイブを楽しませてもらった。溜まっていたフラストレーションもこれで一気に解消(笑)

その後は、むかわ、門別方面へと事前にチェックしていた地形の良さそうな場所をひとつひとつリサーチしながら南下。
いくつかのポイントではサイズこそ小ぶりだったが完全に無人の海を独り占めしながらサーフィンすることもでき、念願だったサーフサファリ的なことも出来た。

まったくはじめてでしかも無人の海でする孤独なサーフィンは、山の遊びに近い緊張感(怖さ)と、自然と対峙しているという実感を得られるもっとも好きなスタイルだ。ただそんなことが出来る場所自体この日本ではごくごく稀で、それが自分が毎年北海道に来るもっともお大きな理由のひとつになっている。

ワイルドな草むらの道を進んだ先に誰もいない無人の波が割れていた。ここではサイズは小さいものの形の良い整った波を独り占めすることが出来た。

今回持ってきたメインのボードは、Jeff McCallumのPDX 5.10 Quad fin   浮力があって早いボードは数あれどこれほどターンに伸びがあって、ドライブを効かせられるボードは今までこのJeff McCallumのボード以外で体験したことがない。と思っているくらい今もっとも気に入っているシェイパーとそのボードだ。

ここも事前の調べでは地形的にかなり期待していたポイント。この日はサイズ的にイマイチだったので入らなかったが、ウネリは綺麗に入ってきていた。もう少し南よりのウネリが入ってくればスパークするのかな?

その後もポイントリサーチをしながら太平洋沿岸を南下。今回のトリップで一番期待していた日高エリア周辺でのサーフィンは叶わなかったが、ここは!というポイントを実際の目で見ることが出来たので、今度は大きな南ウネリが入るタイミングを狙って、LCCを使ってピンポイントで行くのも良いかなと思う。

 

海と山と昆布、これぞ夏の北海道の風物詩的な風景。この時期は昆布漁の最盛期で海岸沿いはどこも昆布が敷かれていた。その奥でも無人の波が割れていた。

そのまま、えりも、広尾方面に車を走らせる。
このエリアは毎回本当にコンスタントに波があるので、今回も間違いないだろうなと思っていたが、やはり間違いなかった。笑
結局このエリアに入ってから1週間は襟裳岬の西側か東側かといった感じでこのあたりでずっと過ごしていた。

えりも方面の某ポイント。嫁さんは今年からはじめたボディーボードではじめてのリーフポイントにトライ。

初めてのリーフポイントでビビりながらもしっかり乗ってくところが素晴らしい!? 水も本当に綺麗でロケーションも抜群なポイントだった。

広尾方面では一番有名なポイント。アウトからインサイドまで長く乗っていけるメローな波質で今回の旅も結局このポイントに何度もお世話になった。笑

▼とにかく波の良し悪しに関わらず無人率が高い。えりも、広尾エリアでは毎日コンスタントに胸前後の波で楽しませてもらった。


実は今回、このえりもエリアにずっととどまってしまった大きな理由のひとつが、様似町の「親子岩キャンプ場」にあった。
夏は海水浴場にもなっているのだが、お盆を過ぎると休日でもほとんど人もいない。ここではちょうど子供や初心者が練習するには最適な小さな波が割れているので、うちのようなファミリーで来るサーフトリップのベースキャンプとしては本当に最適だと思う。
監視員は地元のシルバーのおじちゃん達だけで、そこもなんともアットホームな雰囲気でとにかく居心地が良いので、ここを寝泊まりのベースにすることにした。

海の目の前で穏やかな波の音を聞きながら家族で夕飯を食べて寝て、朝もゆっくりと過ごした後に目の前に海に入る。
自分だけならいい波だけを求めてストイックに進むサーフトリップになりがちだが、家族と一緒ならこんなのもありだなと思った。

7歳の長男はこの親子岩ビーチで目標だったウネリからのテイクオフをすることに成功。思い出のポイントになった。

波は小さいけれど沖に佇む親子岩ときれいな水、大自然を思い切り感じながら家族で遊ぶには最高のポイント。勿論貸し切り!

親子岩の前で夕暮れ前まで母子の親子セッション。こういうときは自分はサーフィン出来なくてもそれを見てるだけで十分満足。

 

結局、北海道滞在の最終日まで親子岩ビーチにお世話になり、苫小牧まで戻って夜9時出発〜翌早朝5時くらいに八戸港に到着するフェリーに乗って青森へ。

早朝到着した八戸港フェリーターミナルからそのまま直行で角の浜へ、ここは日本屈指のクラシックリーフポイントであり、脈々とローカリズムが育まれている場所。 photo by Sensei , thanks!

そのままいつも北海道トリップの帰り道に寄らせてもらっている八戸エリアの角の浜へ寄らせてもらい今回もメローながら日本屈指のクラシックリーフポイントの波を楽しませてもらいながら、その波と同じくらい楽しみにしている角の浜ローカルの皆さんと再会し、今回も刺激的な話しも色々と聞かせてもらった。角の浜ローカルの皆さんには今回も家族共々温かいおもてなしまでいただき本当にトリップの最高の醍醐味を経験させてもらえた。

サイズは胸くらいで厚めの波。本気の角の浜に比べれば到底及ばないが、それでもこのポイント特有の水量と規則的にインサイドまで割れていく最高の波を楽しませてもらえた。 photo by Sensei , thanks!

温かい角の浜ローカルとの楽しい談義。実はサーフィンと同じくらいこっちも楽しみにしている。今回も本当に有難うございました!

これまで日本各地いろいろな場所にサーフトリップに行ったが、間違いなく此処は真のローカリズムとサーフスピリットがあり脈々と育まれている場所だと思う。ここに来るとサーフィンというものがどこまでも奥深くてまだまだ自分の一生を掛けて追求すべき遊びなんだということに気付かせてもらえる。技を磨いたり波の上でどのように自分を表現するかということ以上にそのポイント、その波にどのような姿勢とマインドで向き合いトライするかということをもっと深く考え感じながらこれから磨きをかけていきたいと思った。

今年も此処でいい刺激を沢山もらったので、遊びにも仕事にもいかしながらまた来年この場所に訪れることを楽しみにしたい。

おわり。

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